本作は、ちょいちょいユーモアあるシーンが散りばめられていて、楽しめる作品。
まず、登場キャラのネーミングに遊び心が溢れている。ビッグマックカンパニー(どこかで聞いたようなw)のガッポリーニ社長にドン・ハゲロ副社長。この2人の風貌は、ネーミング通り。
ハゲロが雇った殺し屋はミネソタ・ファッツ。映画「ハスラー」のラスボスの名前から持ってきてるらしいね。うん、強そうな名前だ!
この作品を何度か見るうちに、個人的に妙に目が留まっていく人物は、立会人の弁護士!
登場の時から少し異質な雰囲気を醸していて、小柄な風貌なんだけど銭形顔負けの生命力と職務遂行能力がある。終盤になるにつれ、脇役なれど存在感を増していく。
次元とファッツの決闘場面で、臆せずに真ん中に躍り出て試合のゴングまで鳴らすなんて、勇敢!
危ないのに!!
雪山に誘い出された時も、しっかりと殺し屋ファッツに同行するし、雪崩が起きても、次元の片足につかまって脱出する。
最後、救出ヘリの中で、次元に遺産100億ドルを言い渡して握手するまで職務忠実、なかなかの活躍だ。
賞賛されるべし!
この作品を見る機会があったら、次元の帽子のことだけでなく、この人の動き全てを是非追ってみて。
いじらしいから!
途中、次元の男気に感銘を受けた銭形が、次元にゲキを飛ばしたり、不二子が次元のために、不二子流の機転を利かせて帽子をギフトしたり、仲間がみんなで味あることをしてくれました♡
帽子の戻った上機嫌の次元はマグナムで、自ら見事に、遠くの教会の祝福の鐘を鳴らしました。(ココ、好き♡)
めでたしめでたし!
あと、五ヱ門が(相変わらずあの薄着で何故か山の上から)、颯爽とスキーで滑って来た時は、おぉってなりましたネ。
「ルパン三世」では、ルパンだけでなく、実は五ヱ門も神出鬼没です!