ルパン三世 & something

ルパンを語って微笑みを届けたい  他にも気ままに綴ってます♡

「竹林の七賢」の嵆康と五ヱ門


竹林の七賢(しちけん)」とは、中国史の乱世に(文人が)世を離れ、清談で交流した7人の賢人達を指す。そのうちのの1人、嵆康(けいこう)は、イメージが五ヱ門と似ている。例によって、全くの私見だ!ラジオ講座漢詩をよむ」で、嵆康のことを知ったが、長身で、性質は「のびやかで、厳粛、さわやかで清らか」とあるから、私のルパンセンサーが、「あ、五ヱ門だ!」と感知したのだ。
2人とも、恬淡(てんたん)としたところも(これは私の好きなイメージなのだが)、きっと似ていたように想像する。嵆康は、琴を心から愛し、弾くのが上手だったらしい。五ヱ門は、よく横笛を吹いているよね? 
テレスペ「ファーストコンタクト」によると、五ヱ門がルパンと次元に初めて出会った時は、本人に会うよりも「笛の音」が先 という味な登場によるものだった。
大野雄二さん作曲、五ヱ門のテーマ曲も、笛の響きがモノを言ってるし!


嵆康と五ヱ門は、楽器を弾けるのも一致 ということで、ん〜イイですね。


嵆康は、陰謀によりある事件に連座し、刑死という最期となった。処刑の直前、琴の最後の演奏をしたとの記録あり。多くの学生が助命嘆願を奏上するが、聞き入れられず刑が執行されてしまった。
この嵆康にしてこの最期とは、やりきれませんね、、。

嵆康は、「琴賦(ことのふ)」という漢詩を残し、その中で、音楽は人の心に感銘を与え、人間性を高める と残している。
五ヱ門もまた、剣の修行だけでなく、笛によっても己を陶冶しているんだね。
そんな五ヱ門に対して、次元はよく「これ以上何を悟るのだ?」とからかっているけれど!


この流れで付け加えるのはおこがましいのだが、私自身、幼少の頃より、まず母の手解きをもらい、他の先生にも教えを戴き、若い頃に生田流、箏・三絃の教師のお免状をいただいた。だから、七賢の中でも嵆康がこんなにも音楽、特に琴を愛していたという一面を知って、一層注目したのだった。