次元は、彼女の最後の反応が意外だったのではないだろうか?
次元の方には戻らずとも、1人また雄々しく生きていく位のことを、次元は想定していただろう。だが、彼女は、次元ではなく負傷した彼の元に戻って行った、、。
また、人生経験が深くなってしまった次元だった。鳴呼。
彼女を、より深く思い、良かれと思ってしたこと。
彼女の方も、次元の行動や心映えの気高さがわかっている。なのに、まあ有り体に言えば、ダメンズの方に戻っていくのだ!そのわけは、2人で紡いだ色々な思い出(良いものも悪いものも)、情、、、等、考えれば様々だが、本当のところは、本人にしかわからない。
男女の感情や人間の心は、一筋縄では行かないものだね。
映画「華麗なるギャッツビー」や、ツィターの名曲で有名な映画「第三の男」(この場合、「彼」はもう死んでいるが)なども、彼女を助けた男の方に女は行かない。
「ギャッツビー」では、元カレが助けた方の男なので少々ややこしいが、今の夫の方に戻っていくという点では、同じ解釈に入れた。
古今東西、この行動パターンをとる女は、一定数いるものだ。彼女への想いから危険を顧みず手助けしても女は去る という意外な結末に、男は2度衝撃、、!
時に、このようなこともあると、殿方は覚悟しましょう。
ただ、その男の行為はとても崇高だと思いますよ、まじで。慰めにしかならないかな?
また、逆のパターンもある。「殺し屋はブルースを歌う」では、不二子はプーンに直感でとどめを刺し、ルパンの方を選んだ。
肝心なのは、どちらが正解でもないということ。
どちらの女がより優れているということでも、断じて無い。
要は、男は信ずるところで行動し、結果は天命次第ということだ!