ルパン三世 & something

ルパンを語って、微笑みを届けたい  ルパンが好きな人も、これからの人も、たくさんルパンを楽しもう!

「ファーコン」のブラッドとのデート!

ブラッドは、幼い頃ママンと死に別れた。だけど、ママンの思い出といえば、子守唄で歌ってくれたシチリア民謡の素朴な調べ。シチリアは、ママンのふるさとだ。まさか、ブラッドの唇から歌が紡がれるとは思ってもいなかった。その一節を私に口ずさんでくれたのだ。上手いなんて平凡な形容は外れているし、失礼だ。そう、懐かしい響き、心が、味がある。後にも先にも、人をこんなに切なく美しい思いにさせる歌声はないだろう。「君は、ママンを思わせてくれるから、つい、歌ってみたくなったんだ。」とブラッド。イケメン一流の殺し文句かもしれないが、その歌声に嘘は無かった!
そして、ホントかどうかは、もうどうでもいいよね!!


約束の夕方に、ニューヨークのあの川のほとりに戻ってきた。ブラッドは、夕焼けがよく似合う。夕焼けをバックに照り映えるブラッドの顔は、一生、忘れない! ここから先の時間は、私では役不足だ。実は、不二子にバトンタッチしてもらう手筈にしておいた。余裕の不二子は、「そうね。まあ、いいわ。」って、快諾してくれたのだった!
テレスペ「ファーストコンタクト」の時のように、不二子はバイクでやってきた。ブラッドは、一瞬驚いたが、軽く右手で私に合図を交わし、いたずらっぽくウィンクをして、不二子の後ろにまたがって走り去った、、。


夕暮れの河畔を、あの時のルパンのように私は少し歩いた。余韻に浸りながら、、。
ここでお別れは残念なようなホッとしたような、でも今日のひとときが嬉しいような。

歩みながらも、ブラッドの歌声が、ずっと私に寄り添ってくれた。