学生時代のサークルの先輩にジャズピアノが上手い人がいた。彼の出るセッションをみんなで聞きに行ったことがある。後日お気に入りのアーティストを聞いたら、チックコリアとかがいい と言った。
(コリアは、残念なことに年初に亡くなられたが、お人柄にも慕う人が多いことがあらためてわかった。)
私は当時、すでにジャズやボサノヴァが好きだったが、チックコリアはあまり知らず、なるほど、いただき〜!
良かれと思って、自分の何かの紹介文の好きなアーティスト名に「チックコリア」と書いて、真似っこしてました。
まるで、上の兄姉を必死に真似る下の子のようにね。
代表曲「スペイン」はとてもカッコいい。もちろん私も好きです。
ただし、後日調べると他の曲は、、どうやら私の好みのラインとは少し違っていたような、、。
若い頃っていうのは、何かに触発されてテキトーなこと言ってる場合があるんだな!
そんな自分の思い出が、以前はずっと恥ずかしかったが、時がさらに経った今は、微笑ましいと思えるようになった。
粋がって背伸びして、頑張っていたんだなあ。
今、若い方、たくさん刺激を受けて、どんどん背伸びしていいよ!
冷や汗かく思い出さえも、可愛く感じる時が来るからネ。
お気に入りのフラメンコギタリスト、沖仁さんのCDをかけて「スペイン」が流れると、そんな思い出が蘇る。
沖仁さんの風貌や佇まいを、勝手にルパン達に寄せると、五ヱ門と次元の香りあり!
つまりはステキということ。