「クレオパトラの心」という名のついた、いわく付きのダイヤをめぐる作品。
ダイヤは炭素で出来ていて燃えると無くなる と、昔初めて知った時、エ〜ってゾッとしたものだ!
作中で理科の先生が言っていたように、ダイヤは不純物が少ないから良質の絶縁体になる っていう情報がまた一つ増えた。
どうも理系が苦手なもので、、。だから逆に化学に憧れはある!
にしても、先生方が爆弾を作ったらダメだよね。
この作品も、ルパンが、“マリオ先生を育てる” みたいなところはあるな。ホントは真っ直ぐでいい子のリッキーのことも救えたしね。ルパンが、先生に、“答え“ を自分で考えるよう促したのは、よかったね。ルパン側では、陰で想像のシナリオに従って銭形や次元を配置し、助っ人したのも泣かせる。
ルパンいわく、「ドロボーは陰にあり。世は常に事も無し。」か?
マリオ先生のことを信じていたんだね、美しい!
本作で、次元が弾を放ったのは、有効な2発のみ。
「弾は数撃ちゃいいってもんじゃねえ」という次元の信念にも似て、、。
まずは冒頭、街中で、とっつぁんの頭の上に鉢植えが落ちるように、1発。ゼニの追跡を止める。
クライマックスで危機一髪のところをベストタイミングで、1発。
暗い中、遠距離からピンポイントに仕留める仕事だ。
あれは、次元にしか無理かも。彼は、ここでも何気にいい仕事してますねー。
ラスト、持ち主の気を惑わすどうやら不吉な「クレオパトラの心」を、ルパンが海に捨てた後、めぐり巡って、イルカによって不二子の胸元へ届けられた。
そう、不二子なら、あのダイヤを飼い慣らせるかもしれないよネ!