ルパン三世 & something

ルパンを語って、微笑みを届けたい  ルパンが好きな人も、これからの人も、たくさんルパンを楽しもう!

ノースロンドンダービー   アーセナル vs トッテナム / 他 ダービー戦


このところ、W杯期間中の昼夜逆転生活のミニ版のような連日が続いている。

プレミアリーグの名物、ダービー戦。
まずは、アーセナル(ガナーズ) vs トッテナム(スパーズ)によるノーロンダービーから。
今回は、スパーズの本拠地ホットスパーが舞台。ガナーズ目線で言うところのアウェイ戦だ。前回のエミレーツ(ガナーズホームスタジアム)でのホーム戦では、ガナーズが勝っている。
W杯明けの今頃の試合では、特にスター級の選手が消化不良の鬱憤ばらしで暴れたり疲労が影響したり、、と心身両面でどんな化学変化が起きてしまうのか? 勝手に心配してたww


前半14分、サカによる1点目で息がつける。良し!
脱線するが、サッカー雑誌の付録についてたブカヨ・サカのポスターは、我が家に貼ってあり、楽しそうにプレーする姿を見るたびに、いつもニコニコが移ってくる♡
アーセナルの試合前、現地での選手紹介で、「ブカヨ〜〜サカ!」という呼び声が面白くて、いつもこの瞬間を楽しみにしてるんだよね〜w

前半は全体的にガナーズ押しなものの、ソンフンミンやハリーケインの、来れば鋭い一撃は、ガナーズのキーパー、ラムズデールの好セーブで救われる。
前半の内に、目下好調ウーデゴールのシュートで2点目が入り、グーナー(アーセナルファンのこと)の気持ちを落ち着かせてくれる、、ありがとう♡

後半はスパーズがだんだん攻勢になってきて、ガナーズは耐える耐える!
リシャルリソン(ブラジル)、ペリシッチ(クロアチア)と、W杯で活躍を見せたばかりの選手たちが後半次々投入される。そこまで詳しくない私は「エ〜ッ、この人もいるの〜?」と、スパーズの層の厚さにゾッとする!
キーパーのラムちゃんが、止める止める♡ なんかW杯のドイツ戦の権田を思い出すw
そんな中、ガナーズの方の冨安投入は大きな安心材料だった。


2ー0でガナーズが勝ち切った試合後、解説者の林さん(この方、すごく分かり易くて、声までも聞き易い!)によると、ガナーズの選手たちの位置どりが凄く賢い とのこと。特にウーデゴールやジャカの名が挙がってた。私も見ていて、ガナーズはとにかく連携が良くてサラサラ流れる印象を受けていたが、ガナーズの好調にはちゃんと理由(ワケ)があるんだな と納得した。

今試合は、皆よく頑張った中でも特に、ラムちゃんにMOMを上げたいなと思いました♡


さて、このところ、連日連夜マンチェスターバスク(スペイン)などのダービー戦が目白押しだった。
前者はリアルタイムで見たが、マンUの好調にはちょっと脅威!
バスクダービーの方では、Rソシエダ久保建英が得点。彼も頑張ってるね。得点後、(イエローをもらおうとも)勢いでシャツを脱いだりするところ、さすが彼のメンタルはスペイン仕込みのようで頼もしいなぁw
気が早いが、4年後の次回こそ楽しみだ♡


ダービー戦ではないが、三笘を見ようとマンチェスターダービーの後の夜半には、ブライトンvsリヴァプール戦を視聴。彼自身の得点はなかったものの、左から何度も襲い、相手を引きつけることで他で点が生まれて、彼はしっかり脅威の存在となっていた。
ブライトンは勢いがあって、チームの雰囲気も良く、好調なようだ。


ダービー戦特有の熱さから、ノーロンダービー戦終了前に小競り合ったラムちゃんや、触発されたジャカが熱くなるのを、アルテタ監督が身体を張って一人一人止めにかかるというオマケ付きだった、、忙しいね、笑える!
勝った試合直後なのに、ミケルの仕事は尚も続く、、
スタジアムのグーナー達の前に連れて行って、アドレナリン全開の彼らの情緒を、感謝や喜びに転換させてた。 それがいい、それがいい!

こんな苦労もミケルの宿命かww

プレバト 俳句の冬麗戦 (’23) より


プレバトは、初期の頃から楽しみに見ている番組。
自分では俳句はやらないが、言葉の勉強にはとても役立っている。
番組は長く続いているので、出演者たちはみんな腕を上げて、今やハイレベルの戦いだ。


「推し」を作るとさらに楽しいということもあり、私はキスマイの横尾くんイチ推しということを、ココでも宣言しているw
「ラッキー」がテーマでの今回の彼の俳句、、京急のイエローって、そうなんだね、、良き良き!

キスマイからは横尾くんを含めて3人も選ばれて感心感心!
二階堂くんが自分のことを、臆することなく「絶対に1位な気がする」と、ちょくちょく言っていて、可愛かったw
35回も出場している割には、、と、三十五階堂くんなんてからかわれながらも、プレバトでの彼の存在は、若々しい風を吹かしてくれる。

キスマイのメンバー全員では年間三十数句の俳句を詠んでいることになる と紹介されたが、人ってステキに歳を重ねるのに、インテリジェンスを磨くことって秘訣の一つだと私は信じていて、彼らはそれを地で行ってるのだ!
今回惜しくも選に漏れた北山くんも含めて、彼らのことはこれからも見続けていくよ。


横尾くんが8位で去った後は、常日頃、Eテレ「100分de名著」で感心し、勝手にお馴染みになっている伊集院光さんをずっと応援してた。10位以内は叶わなかったが、名人特待生以外の5人に選ばれていた時点で流石だよね。「志らくさんとの低レベルな戦い!」と自虐して笑わせてくれた。


焼鳥や 嗚呼隣席に 郷ひろみ by 千原ジュアさん

今回、一番明るくなった俳句だ!「郷ひろみ」の迫力が季語を凌いでいるがww 「芸人の悪いクセが出た」と彼は言ってたが、時に採算度外視のサービス精神を発揮してくれて、好きです。彼は、スプレーアートの作品もそうだが、チャレンジ精神があって、いいね♡


雪虫の発見を題材に、日常の家族の幸せをさりげなく詠み込んだ本上まなみさんの俳句は、個人的に心に響きました。


そして、1位になった森迫永依さんは、さすが梅沢名人から「俳句の申し子」と前々から指摘されてたことだけあり、「天才」を感じた。出演4回目でもスッと取ってしまう!ケサランパサランの今回の俳句は、小さい時に感じたことを詠んだそうだが、その繊細な感性と言葉に乗せる能力が、天賦の才なんだよね。
年末にサッカーのW杯で沢山の天才たちを見て感じたばかりのことだが、アイディアを即具現化できるのは、もう「才能」なんだよね。
今後のプレバトで、楽しみな逸材ですね♡


「格付けチェック」といい「プレバト」といい、浜ちゃんがMCをする番組を、私はよく見て楽しんでいることに気づく!
彼もまた、言葉の魔術師ですネ♡

「ルパン三世」のタロットカード読み!


世間で流通する一番有名なタロットカードは、78枚の絵柄で人生の局面やその時々の気持ちなどを表していて、眺めるとなかなか奥深くて興味深い。
動画などでたくさんのリーダーが占っているが、いつしか私の手元にも一揃いあって、見よう見まねでやってみるようになったw
でも元来、せっかちだしマメではないので、シャッフルも省略、大抵は一枚引き、浄化などのメンテも省略、の自己流だ!
でもその割に、案外いい線いってるようで、他人を占うわけで無し、一人で楽しむ遊びの一つとなっているw


さて、我が愛する「ルパン三世」のルパンについて、気づかぬ一面などがあるかも知れないと「ルパンってどんな人?」というのを自己流で引いてみたら、感動的な結果だったので、今日はそれを披露することにした!
占いって、対象が生身の人間だと、時と共に成長で変化したり逆に堕落したりと移ろうものなので、良くも悪くも結果通りではないもあると思うが、ルパンみたいに相手が動かない対象で、むしろ長年ファンからのイメージが確立している場合、結果がパッキリ出るような気がした。

1枚ではあまりにあっさりし過ぎるので、5枚引きのスプレッドでやってみた。

① ペンタクルのキング
カップのキング
③ペンタクルの3
④ワンドの6
カップのエース

タロットについておわかりの方にはうなづけていただけると思うが、知らない方へ、超ざっくりコメントすると、、

愛情や優しさを表すカップが最初(エース)と最後(キング)で2枚出るところや、リーダー格のキングが2枚あるところが、らしいでしょ?
お宝の象意でもあるペンタクルは、やっぱり!
ワンドの6は、「勝利で意気揚々、だがゲーム感覚の軽いノリ」という象意だが、このぐらいの軽さが、お宝ゲットの時のルパンらしい!
ペンタクルの3とは「仲間3人で相談して計画を練る」という象意だが、まさにル次五を象徴してるでしょ?
そして、大アルカナが一枚も無いのはアウトローの人らしいネ!

我ながら自慢の結果となり、(自己)満足してるww
ルパン愛が通じたか♡


さらば青春の光」の昨日upされたYouTube、「佐賀競馬」を巡る動画は、見たら爆笑モノで、ちょうど「(ニセの)占い師」が一役かっていて面白い!
今日のブログもそうだが、占いをエンタメの一つとして扱っていただいて一向に構いません♡

要は、楽しんでいただければよいのです!

「芸能人格付けチェックお正月スペシャル2023」より

もはや、家では元日夜恒例の楽しみになっている「格付けチェック」!

いつも3問目位から、場の正解者ヒエラルキーみたいなものが形成されていって、互いに意識し出すのが笑える!
よく間違える人が部屋に入ってくると、みんなの困惑の表情が、素直にわかり易く顔に出てしまっていて、忖度より欲望に忠実な表情ができる人は、個人的には羨ましく感じてしまうw


今回で言うと、、
フットボールアワーとニューヨークの4人からなる芸人チームは、ペアで譲り合う順番が裏目裏目に出て、見事にスベっていった。その順さえ逆になれば、ホントはいい線いってたのにーw
例えば、Oasis の歌が超上手い嶋佐にはアート関係を、その他は屋敷に任せていれば、、
惜しいというか、おいしいというかww
お笑い好きの私は、ココは密かに一押しのチームだった。

乃木坂の4人は、今回は2人ずつ大体答えが同じで、しかも正解なことが多く、譲る時も、芸人チームとは反対にちょうど正解の方に寄っていたので、拍手してました♡
結果、一流返り咲きおめでとう ですネ!
そしてEXILEはなんとか踏みとどまり、良き良き♡

西島&(濱田)岳チームは、最初から振るわなくてw、でも消えそうで消えなくて、、最後は他のチームが2つ消えていったのが、人生わからないものですねえ(←大袈裟?!)

まあ、お正月の初笑いバラエティーだから、正解するだけが能でもなくて、外し続けて、素の人間が立ち上がってくるのもご愛嬌でいいですよね。
上沼恵美子さんはさすがにお笑い出身なだけあって、何気ない言動でもいちいち笑わせてくれて楽しかったー!のっけから、ワイングラスを凄い勢いでブンブン回して可笑しかったが、思わず、息子達に「あんなに回したらダメよ〜」なんて、私言ってたw

病明けのGACKT様は、味変があるかなとちょっと心配だったけど、全然平気でしたネ。和田アキ子さんが「GACKTに弟子入りしたい」なんて言っていたのには同感だが、こういうのって、それでどうこうなるもんでもないんだろうなーww
一流返り咲きの吉高由里子様(この方は、なんだか最初から「様」の風格があった!)も、流石でした。ペアでいい感性の北村君も、good!


最後に、、
ビッグバンドの問題ですが、ジャズ&ラテン好きの私としては、明治大学のパフォーマンス、すごく上手かったと思いましたョ♡


今年が、笑い一杯の年になりますように♡♡

サッカーW杯 ‘22 を終えて ③ 日本 そして世界編!


FIFAが決めた今大会の成績ランキングでは、日本は9位につけた。
終わってみれば、やっぱり凄かったんだな〜!
8強を目指して、正真正銘あと一歩というこの結果は、グループリーグで強豪ドイツ、スペインを倒し、16強でクロアチアにもPK戦までは、引き分け(一分:いちぶ)という健闘に重ねると、” 本当によくやった、よく頑張った” と讃えたい♡
(ただ、内容で言えば、「現状なら、戦術三笘・先発三笘を主軸にバリエーションを増やしていくといい」という持論は、やはり変わっていない!!)


それはそうと、4年に1度のワールドワイドなこの大会は、クラブチームや世界の地域ごとの大会とは異なり、特別な付加価値があると思っている。

学生時代、私は国際交流にとても関心があって、国際青年年の政府企画の海外派遣に応募して、北欧、ソ連チームとして参加、活動したりした。その後、結婚育児等で離れてしまったが、今でも、国際交流に対して、私は、心底に理想主義的な思いを持ち続けていることを感じている。
サッカー選手にとって、W杯はショーウィンドウとも言われるが、観戦する側にとっても、各国サポーターなどの色とりどりな光景を見るにつけ、W杯は「世界への窓」感があって、個人的に一段と興味をそそる大会なのだ。


セネガルのサポーターによる恒例のスタンドでのダンスは、たとえ試合が劣勢でも陽気に踊り続けて応援するなど、微笑ましくおおらかな国民性が見えるし、諦めない粘り強い試合をする国あり、嬉しさを率直に体現する国あり、、世界は広いなと感じさせる魅力に溢れている。日本人サポーターは、両国の選手や大会に対して何か自分達でも恩返し出来ることないか?と、後をきれいにしたりして、それも個性の一つの表現だ。
また、現地の他国の人々が、日本勝利の喜びに参加してくれるシーンは心温まり、嬉しかったね♡


もちろん、戦いの場でもあるので、いい面ばかりではなく、よくない言動に接することもあるが、そういう時は “ 以て他山の石とせよ “ の気持ちで収めるようにしている。

「仲良くするには、まずは相手を知ろうと努めること」と言われたりするが、世界が一堂に会するこのような機会は、(政治家ではない)一般の国民レベルでそれが出来るので、意義深いと思っている。


なんか、大きな話になったが、単純に楽しみなことも、もちろんある!
前回大会期間中、ちょうど、大学学部女性同期の集まりがあった。
個々人の近況報告で、「ワールドカップを趣味にすると、4年ごとにワクワクできて、若さが保ててオススメよ!!」なんて豪語したが、この度、昼夜逆転の大会を経験すると、その宣言もいかがなものか? と思ってしまったw
「この分だと寿命が削られちゃうよー」なんて息子にこぼしたら、「いや、その価値あるでしょ!」なんて応えが来た!
まあそうも言うかもしれないww

スタミナの方は前後でなんとかヤリクリするとして、これからもがんばって見続けるぞ♡

追記)
今年もこのブログにお付き合いくださり、
心から、ありがとうございました。
これからも気づいたことなどを綴っていくつもりです。
よろろすおねがいするます♡

どうぞ良いお年をお迎えください♡

サッカーW杯 ‘22 を終えて ② エムバペ編


勝戦でアルゼンチンの前に大きく立ちはだかった男!怪物エムバペ。

勝戦の後半、エムバペが高難度のシュートで2点目同点弾を決めた時のことだ。両手でガッツポーズをして喜ぶエムバペ。だが、、

「喜んでる最中に、右上をチラ見するんだよね。右上に何があるのかなあ?
時計でもあるのかな。」

との息子の指摘で、その部分をよく見ると、ホントに瞬間冷静な目で右上を見てる!しかも2度も!!


以前サッカー動画で見たが、エムバペの父親は、子供達にサッカーを教えるコーチでもあった。(ちなみに、アーセナルのサリバもこの父の弟子である)
エムバペ少年は、父親の薫陶宜しく基礎がしっかり出来上がったのだが、その教えで驚いたのは、「好調の時でも図に乗るな」というもの。キビシー!
褒めて育てるのが今や主流で、7〜8割の子供にはその方がいいという説を聞いたことがある。スパルタで有名な、かつてのアニメ「巨人の星」の星飛雄馬(ほしひゅうま)みたいに成功するのは数割らしい。
だが、エムバペ父子は、珍しいその数割に該当してる!
(このエピソードを披露することで、安易にスパルタを取り入れ、苦しむ子が増えたら私はとても不本意なので、それは現代っ子にはかなり危険なことを申し添えておきます。褒めて伸ばして上手くいった子の方の例をたくさん見てますヨ!)

彼のすばらしい実績は、並外れた才能と恵まれた体格がベースにあるが、コツコツと禁欲的に積み上げた努力も、実は相当な割合を占めるような気がしている。
案外、ああ見えて、彼は苦労性かもしれないねぇ。


で、右上にあったものは掲示板の時計だと、私も思ってる。

例えば、褒めてくれる知人?父親? が右上にいた??
こんな時、いまさら人の評価を気にする彼ではないはずで、「己の評価は己が知ってる」という強い人だ。だって、PK戦を含め、彼がPKに現れるたびに、自信が増している姿を目にしたものww
だから、右上にあるのは、もっと無機質なモノのはず!
ピッチ上で試合が始まったら、彼が気にすることは勝利ただ一つで、勝利に繋がることしか興味がない筈だもんね。
見事なシュートを決めた後でも図に乗らず、あと何分あるかでもう一点いけるかどうか、彼は即時に測ったのだろうね と、息子と話し合った!(推測ですがw)

イングランド戦で、ハリーケインがPKを2度目に外した瞬間、満面の笑みでガッツポーズをするエムバペにはちょっと引いたがw、やはり勝利のみが意識にある彼にとって人目を気にする余白はなく、嬉しい→喜ぶ という極めて即時的な行動が現れてしまうのだろうね。

今大会で一連のエムバペの行動を見て、彼の強さの秘密を色々垣間見れた気がした。


一般には、自分に厳しく他人に優しいというのが理想とされる。

これだけ己にストイックな彼は、サッカーでどういう進化を遂げていくのか?
そして、サッカーを離れた場所では、どういう人生を歩んでいくのか?
にも少し興味がある。
まあ、凡人が分かることでも、心配することでもないんだがww

エムバペのサッカーの進化は楽しみだし、努力し続ける彼を尊敬するし、見続けていきたいと思っている♡

脚本家 三谷幸喜氏語る 特番「鎌倉殿の13人 の作り方 」

脚本家、三谷幸喜氏の語る「 鎌倉殿の13人 の作り方」という特番の中で、氏は、この物語を家族や親子に焦点を当てて書いたと語った。

北条政子と義時の最後の数々の場面は圧巻だった。
家族や身内とは、簡単に切れない縁なだけに、愛憎や葛藤、そこで成長が促されたり とかは一般人にも当てはまることだが、権力の頂点にいるこの2人の場合、その舵取りも加わるので、常人に比することできないほど、愛憎激しいものとなったのだった。「鎌倉殿〜」を通しで見た者に痛感する思いだろう。

私の中で、北条政子という人はずっと謎だったが、多層な立場の政子への、愛情を込めた三谷氏の描き方や解釈により、一定の回答を得ることができて、スッキリした思いもある。
聡明な小池栄子さんが、内面も外見もバッチリとキマッテ表現してくれたお陰でもある♡
プラス、小栗旬さんによる、苦悩の義時までの難しい役どころへの、思慮深い見事な演技にもお陰様である♡


他方で、三谷氏は、手掛けられた大河ドラマ前2作とは違って、客観的に描くことにもこだわった というところが印象的だった。
特に、「鎌倉の町そのもの」を意識したり、、というくだりで連想したのは、石川さゆりさんの名曲「天城越え」の歌詞(作詞者、吉岡治さん)だ。

九十九折り 浄蓮の滝 わさび沢 小夜時雨 寒天橋

と、客観的に情景を随所にポンポンと置いていくことで、聞く者の情感を醸成させる。くどくどと心理描写を語るより、上手くいけば効果的だ。俳句にも似る。
これについて三谷氏は、「難しいですが、、」と謙遜されているが、「鎌倉殿〜」では見事成功されていたように思う。

氏が、自らの現体験を重ねたという義時、泰時父子の視点や、逆算でプロットが作られたこともあるという話、「面白いことは全てに優先する」など、他にも色々と正直に語られたこの特番は、大変興味深かった。
三谷氏は、2年間の取り組みから解放された今、放心気味とのこと、、。
そうでしょう、そうでしょう!子育てが一段落して、空(から)の巣症候群になるママ達の心境にも似ているなと思ったw

長期間、ご苦労さま & ありがとう♡

追記)
庭師の村雨辰剛さんもそうだが、日本人以上に日本の心を探究してよく解ってくれている人がいる。やはり特番で見たが、「鎌倉殿〜」音楽担当のエバンコールさんもその一人だ。彼は、イメージに合った楽器選択から母国の人たちによる男性コーラス起用に至るまで、斬新かつ細やかな曲作りに当たってくれた。
いつも早速冒頭で、視聴者のわくわくする気持ちを駆り立ててくれて、こちらにも、ありがとうを伝えます♡