ルパン三世 & something

ルパンを語って微笑みを届けたい  他にも気ままに綴ってます♡

サッカーW杯 ‘22 を終えて ① メッシ、ディマリア編

PK戦までの死闘を越えて、アルゼンチンが勝利した。
このブログで私はメッシ応援を宣言していたが、メッシがカップを掲げることができたので、とても嬉しい。


「今回のW杯を楽しんでいるよ。決勝戦もね。」と準決勝後のインタビューで応えたメッシの言葉に決勝戦での様子を重ねて思ったことは、彼は既に達観の域にいたのではないかということだ。もちろん、心底に熱い思いは秘めながら、、。
最終試合が段々苦境に転じていった時も、彼は焦って悪循環におちいるで無し、割にいつも通りにパフォーマンスを続けていたように思う。
優勝が決まった時も、笑顔だったね♡
きっと、安堵も大きかったことだろう。


今回つくづく、世界中の人(含む、私!)からのメッシの愛され方を見ていて、巷で言われるアイドル論に重ねてみた。

アイドル歌手にはモデル並みのスタイルは必要ない とか、肝心の歌さえもチョイ下手なくらいでもいい などと聞いたことがある。ファンは本人になり代わり、まるで親のようにアイドルを見守る。
アイドルには、そういう気にさせる資質こそが必要で、、。

メッシは、(がっちりはしているものの)体格はアスリートにしては小柄。
異次元のサッカープレー以外の時は特に、いつもおおらかだ。
試合後のセレモニーで、カタールの首長から、最高敬意の証しとして着せられた黒ガウンが話題になっているw 先に語ったように達観した当のメッシは、それを好意として素直に受け入れ、いつものようにニコニコ。
その分、見ている側は、コレ、脱ぐのも難しいよね、カタール大会らしい? 脱いだ方が良くない?とか、選手達がトロフィーを掲げるシーンを十分堪能するどころではなくなって、ハラハラ、ドキドキ!!
一方で、メッシは屈託なく喜んでいる。
救いだww

こんな風に最後の最後まで、何億もの人々に親代わりのようにハラハラさせてしまう。
この現象は、そう、メッシとは多くの愛を集める特級の「アイドル」ということなのだ! 
言い方を変えれば「スーパースター」!
もちろん、メッシの人徳に寄るところが大きいネ♡


さて、ディマリアだ。
過去数度にわたる代表戦での、ディマリアのメッシへの滅私奉公、満身創痍は印象深い。画数の混んだ四字熟語の羅列が、彼の貢献度を表す!
彼も今回は30代半ば。スタメンに彼の名前があった時、気持ちが昂揚した人は多かっただろう。実際、今回の彼の貢献度は大きく、自身でも点を決めた♡
アルゼンチンのW杯史を知っている人にとって、こんなに嬉しいことはなかったと思う。
今回、彼は、よく泣いていたね、、優しいからね。

私は、優勝セレモニーの様子のTV画面を、スマホで構えて連写したのだが、その中に、ディマリアが肩にかけられたメダルを手に取ってしげしげと見つめている写真があった。これを見つけて私は、一番グッときてしまった。

メッシとはまた違った美徳を持つディマリアは、メッシの偉業を語る上で、是非セットで語りたい人なのだ♡


あらためて、アルゼンチン W杯優勝おめでとう♡♡

神の子メッシ、風に乗る!  サッカーW杯準決勝

今回のサッカーW杯はメッシにカップを掲げさせたい ということを過去にこのブログで何度か書いてきた。
(もちろん、日本が上へ勝ち進んでいけば話は違ってきたのだが、、。)

今朝方の準決勝戦で、アルゼンチンは無事、決勝にコマを進めることが出来た。前々回のドイツ優勝のセレモニーの時、2位だったアルゼンチンのメッシの苦痛な表情は忘れられず、拷問のような時間に感じられた。もう、あれは見たくない。この後、フランスかモロッコ、どちらが上がってくるか未知だが、悪いが、今度はやはりアルゼンチンに勝たせてあげたいナ。

ただ、今回、準決勝後のインタビューでメッシは、「試合を楽しんでいる」とコメント。そして、「決勝戦も楽しみたい」と言っていて、なんか安心した。私なんか、観戦するだけの身なのに、昨晩緊張して朝4時まであまり眠れなかったんだw
メッシのインタビューを聞いて、流石これが王者の風格なんだな とさらに感心した♡

一方で、スアレスネイマールクリロナモドリッチ、、と、ずっとチームを率いてきたスタープレーヤーが号泣したり肩を落として、W杯を去る姿を見るのは本当に辛い。W杯での彼ら一人一人に対する思い出は多く、個人名を挙げていったら、誰か一人を推したいなんて気持ちは揺らぐほどではあるね。


さて、大事な決勝戦を前に、メッシについて、一風変わった考察?を語ることにする!
メッシは「ピッチでふらふら」なんてよく形容される。
実はこれ、あながち嘘じゃなく、言い得て妙なのだ!
ちょっと調べたら、メッシは九星気学では、生まれ年が「四緑木星(しろくもくせい)」に当たる。
そして、この星生まれの象意は、「風」なのだ。


校庭や広い土地で、竜巻の超小型?(つむじ風)を見たことあるでしょ?
あれ、“ するする、ふらふら “ 行方がわからず、予測不可能な不思議な動きをするよね。私は、メッシが四緑木星と知ってから、どこかでつむじ風に遭遇したら、メッシの動きを重ねて見て、結構納得してるのだ!
急に小さな竜巻が発生したかと思えば、独特の緩急があって、行方は誰にも解らず というような、、。

メッシのプレーは、本人には意図あってしている動きなんだが、ハタから見ると、するするっていう風に見える。
もちろん、この年生まれの人みんなにバッチリ当てはまるわけではない。それに、メッシの成果は何より才能と努力の賜物ではあるんだけど。
でも、メッシには 殊に、“ 風 “ の象意が強く作用している感じがする!
道理で、風のような動き、風に乗って自由自在、、
メッシはその名の通り、神の子メッシだが、一方で、風の子メッシでもあるんだよ〜♡
もとより、九星気学なんて多分知らない、東洋人でもないメッシにとって、そんなことはどーでもよい、どこ吹く風なんだろうけどネ!

信じるか信じないかは、あなた次第ですww

戯言はそれくらいで、、
さあ、あと一勝、頼む!

世界の車窓から/アルプスのきょうだい(岩波子どもの本)


正味2分間のお馴染みの(テレ朝、月火夜)長寿番組「世界の車窓から」は、
ここのところ、「夏のスイス〜アルプスの絶景の出会う旅〜」と題して、美しい風景や山村の様子など、映しています。
番組の提供が富士通と言えば、地元川崎フロンターレのオフィシャルスポンサーでもあります♡
最近、ワールドカップで生活がことに夜型になっていたせいか、この番組を見かけ、「今、アルプス特集なんだ、いいね!」ということで、録画してますw
このスイス編は12/19迄だそうなので、ご存じなかった方へ、どうでしょう?もっと早くここに書くことを思いつけばよかったですね、sorry!
なんせ、今、W杯が佳境なもので、、言い訳! 
(いよいよ4強に絞られたサッカーの話題は、また後日語る予定)
今の私にとって、フットボールで沸騰気味な頭を清浄化するには、もってこいの番組となっているのですw


小学生の頃、「アルプスのきょうだい」という絵本を読んだことがあります。この絵本では、姉フルリーナと弟ウルスリきょうだいの一家のアルプスの生活が、独特の美しいオシャレな絵を通して描かれています。一家の放牧の生業から、季節ごとに山の家や麓の家に移動する などの自分と全く違う生活様式や風物が、物語とともに子供心にとても印象深く焼きついたのでした♡
この本は、今でもなんとか入手できるようなので、特に小さなお子さんにどうでしょう?手元に置いても、きっと後悔はないと思いますョ。


番組で、グリンデルワルトの麓の村の風景が映った時に、昔読んだこの本と結びついたのでした。
ユングフラウ鉄道に乗って旅するこのコースは、観光客にも人気だそうですね。あんなに美しい大自然を前にすれば、映像に映るツアー客のどの人も、いい笑顔なのが印象的でした。
少し世界が落ち着いたら、いずれ一度は訪れてみたい、アルプス界隈です♡

ルカ・モドリッチ  サッカーW杯 / ルカという名前 from「魔法使いの左手」

PK戦までもつれ込んだ日本対クロアチア戦の試合前、私は勝手に、延長2ー2、PKで勝つ!なんて希望混じりの予測をしていたが、ちょっとずつ違ってしまった。く〜、厳しいなあ。実際戦ってみて身に染みた。
戦術や配置研究も含め、やはり課題は色々あるのだろう。
ワールドカップって、当然のことながら最後に笑うのは1カ国のみで、他は勝ち進めば進むほど、負けた時の悔しさは倍増するから残酷だね。

でも今回、大会前の下馬評ではグループEは2強2弱、日本は2弱の方に数えられていた中、ドイツ・スペインに勝つ1位抜けの成果を上げた♡
だから、選手たちはあまり自己嫌悪に落ち込まないで、上を向いて実力を積み上げていってほしい。
今大会で、彼らから多くのことを学ばせてもらった。敬意とともにありがとう♡


実は、モドリッチに関して、いつか語ろうと思っていたことがある。
クロアチアに負けた今、その思いも乗せ、次戦以降のエールに代えて、モドリッチ讃歌をお届けする。


これまでのサッカーW杯で、モドリッチは特に印象深い人の一人だ。
前回、決勝戦まで駆け上るうちに、まるで「鶴の恩返し」の鶴「おつう」が、我が身(羽根)を削って織物を織るように、モドリッチの頰がみるみるほっそりなっていき、、反してプレーの鋭さは一層増していく、、という彼の献身の姿を見て感動し、応援した。

プレーの技術は今更言うまでもなく、タイトル的にはバロンドールも取っている天才の一人だ。今回の試合でも、その脅威と実力はやはり格別だったね。

荒くれ者も少なくない世界のサッカー選手たちの中で、モドリッチは、変なハナシも聞かない!それどころか、彼は成長段階、国情不安な中を生き抜いてきた苦労人でもある。貧しさの中から這い上がったサッカー選手は多いが、彼は、さらに違う意味の困難もくぐり抜けてきた人だった。
彼を見ると、私はそのことをよく思い出している。
モドリッチはこれまで、サッカーにおいても沢山の苦楽を経験して今日がある。その意味では、W杯や東京五輪で悔しさに涙した若い三笘や久保たちの先には、国境を超えた大先輩の姿があった、、。


モドリッチファーストネームは、ルカ。
キリスト教の聖人の名が冠されたサッカー選手は、割に多いと感じる。
ルカと言えば、私は「ルパン三世」part4「魔法使いの左手」の主人公が浮かぶ。
この作品は、手品師の卵のルカ少年が魔法の左手を活かしていく話なのだが、それで行くと、ルカ・モドリッチの方は、まさしく「魔法使いの足」だね。

“ ルカ” の名について書いた過去の文章を続けるので、一部、モドリッチの才能や存在に置き換えて、延長後半までお付き合い下さいませ♡

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キリスト教の知識があまりないので、“ルカ” をググってみた。
ルカとは、イエスキリストの教えを伝承した人、そして、自身が医者でもあり、画家でもあったという。
今でも ルカ は医者や画家の保護者とされているらしい。

ルパン三世 魔法使いの左手」で、その左手に天賦の才を見出されたルカは、師匠トニーから魔法のトリックレシピを託された。
医師も魔術師も、ある種、職人芸であることを思うと、この「魔術師の卵」の命名に、沢山の聖人の中から “ルカ” が選ばれたのは納得だ。


実存の方の、画家としてのルカは聖母マリアとイエスの絵を描き、伝道者としての彼は「イエスにとってのマリアの重要性」を書き残しているらしい。

「魔法使いの左手」の作中、不二子はいつに無く、利害関係だけでなく(w)、ルカの才能を買って一肌脱いでいる。
ルカにとっての聖母マリアの存在は、間違いなく不二子だっただろう。


+延長後PK!
最近の記事で、モドリッチは日本好きらしく、Jリーグに来るかも?
というのを見た。ぜひぜひ!

PK戦に思うこと サッカーW杯

今回、対クロアチア戦延長後のPK戦で、日本のキッカーは立候補制だったことを後で聞いた。
5秒位沈黙の後、南野が皮切りの挙手だったとも。
みんな葛藤があっただろうね、、。
手を挙げた選手たちに、心からありがとうと言いたい。


過去、ワールドカップのPK戦で、対照的で印象的だった場面がある。
アルゼンチン対オランダ戦、両監督はキッカーの順番を決める。
オランダの光景がTV画面で映されたとき、監督に要請された主将のロッベンは、にべも無く首を横に振り断っていた!監督は他の選手に聞き回る。スター級の選手ともなれば、監督も気を使うものなのか?

一方で、アルゼンチンは、一番目に主将のメッシが出てきたのである。
PK戦は、天才メッシでも大舞台で外すことが案外多いと言われる難業だ!
でも、メッシは当然のごとく出てきたね。そしてその時は成功してた。

この試合は、アルゼンチンの勝利に終わる。
私は、(勝手にだが!)結果は、主将のその差だよ って思った!

ロッベンのプレーは大好きだが、こういう時のエゴの差ってあるよね。
大物ゆえに大舞台で恥をかきたくないのもわかるが、、。
あまりに早い断りに、私はえっ?と驚き、ちょっと残念に思った。


立候補制についての賛否と長所短所は私にはわからないが、立候補制だった以上、蹴った勇気ある面々に、倍の感動を覚える。
失敗の非難なんてとんでもないヨ!

特に彼らの数人は、心に深い傷を覆ってしまったかもしれない。
どうか乗り越えてほしい。
サッカーを、人の世の機微をわかってる人々なら、あなたたちの勇気ある行為に、心から敬意を表すし、とっても高潔なことだと思うよ♡♡
これぞ、Bravoだ!

慈円の口上、銭形役の山寺宏一さん from 「鎌倉殿の13人」


「鎌倉殿の13人」に登場している怪僧、慈円は、「ルパン三世」で現在「銭形警部」の声優も担当している山寺宏一さんだ。

「鎌倉殿の13人」後編で、慈円が登場した時から、いつも、「銭形だ!」と思って注目していた。

12/4放映回では、山寺慈円の真骨頂の口上があった。
それは、新しい「鎌倉殿、三寅(2歳!)」の縁戚関係を述べるもので、結構な早口言葉なれどとても聞き易く、口上のように述べていく様は圧巻だった。サービスで2回もやってくれた。
口上の圧に呆気に取られ、かつ縁戚がゴチャゴチャし過ぎて、聞いた義時も結局把握できなかったように、こちらも結局源氏の血を引く人でもあるということくらいしかわからなかったけど、、!
ルパン三世」を推すこのブログでは、当然、山寺慈円を讃えずにはいられないワケだったw

このシーンは、政子、義時を含め、皆コミカルでもあり、役者が喜劇を演じるのは実は一番難しいらしいので、御三方共、さすがあっぱれだった!
ここは、最近では珍しく少し笑みのこぼれる場面となった。


さて、今回は実衣がはめられて、あわやというところだったが、政子が尼将軍となることで命が救われて、ホッとした。

虚空蔵菩薩真言を2人で唱えながら、その霊力のおかげもあってか、再び立ち直り、力強く生きていく力を取り戻していったところは感動的な演出だった。
かつて「オンベレブンビンバ!」で沸いた真言モドキを、政子も実衣も相変わらず少しずつ覚え間違えていて、それでもそうと知らず、なんのてらいも無く唱えている2人が “らしく”て、微笑ましかった。また、それを “遠慮気味” に「オン」タラクソワカー だと訂正するナレーターの長澤まさみさんも含めて、心憎い演出だったネ♡

バミューダトライアングルの日! 「ルパン三世 ワルサーP38」


スマホに「今日はバミューダトライアングルの日」というお知らせが入っていて、そんな日があるんだーと思うと同時に、「ルパン三世」には「バミューダトライアングル」が出てくる作品が確かいくつかあることを思い出した。
その海域を舞台にしたハードボイルドでエグい人気作品が「ワルサーP38」だ。
過去にこれについて語ったことがあり、以下に続けるので、よろしかったらどうぞご一読ください。なお、私のペンネーム「エレン」は、この作品のヒロインから戴いております♡
(激しくネタバレ注意!)

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ワルサーP38

銃について語るのか、テレスペのこの作品を語るのか、もう同じことだろう。

ルパン三世のテーマ97」を聞くと、「ワルサーP38」のオープニングの緊張感を思い浮かべてしまう。開始早々、ルパンが終始本気モードで敵とやりあっていくのだ。テーマ曲の他のバージョンは、心が開いていくようなイメージがあるのに、「’97」の007調のイントロは、下降音符を多用しているようで、重力で気持ちが下方に引っ張られ、心がシリアスになっていく、、。
この緊迫感は、この作品のトーンを暗示しているようだ。風を切る効果音は、オープニングのボマー(この時はルパンを狙っている)が、軽やかにジャンプして空から攻撃するシーンが目に浮かぶ。

シャバに出てもやっていけるか? とボマーが不安を吐いた時、いやな予感がした。案の定、脱出あと一歩というところで、ボマーが殺られる。
「ボマーー」 次元の叫声が耳に残る。 ボマーは戻らない、、。

エレンがマスクを外し、空気と自由を一瞬だけ手に入れて深く息が吸えた時、彼女の人生を思うと、切なかった。私は作中ずっと、息が苦しかったよ。
普通の生活がしたかったはずのエレン、、。

敵は「愛」を否定していたが、五ヱ門は、次元がくれた梅干しの色を決め手に信じて、青ではなく赤のコードを選び、切って助かった。
「愛」が勝ったのだ。やったね!

エレンを、銭形を撃ったシルバーのワルサーは、ルパンにはもう要らない。
でも、ルパンは、敵の手に渡っていたそれを、もう一度取り戻さなければならなかった。それを、自分の手で捨てなければいけなかったんだ。

ルパンが手に入れたものは、過去へのケリと、「愛」の勝利だっただろう。