ルパン三世 & something

ルパンを語って微笑みを届けたい  他にも気ままに綴ってます♡

やさしさには強さが要る/ 山川静夫さん from「銀座百点」


(前回に引き続いて、雑誌「銀座百点」より)
NHKアナウンサー、山川静夫さんの「十二代目團十郎の思い出」のエッセイの中で、「義経を守るという強い意志を持つ弁慶」を演じるくだりに、

「男というものは、強くなくてはほんとうのやさしさは生まれぬもので、強い男はやさしい。」

というのがあった。これには大いに納得した。
私がルパンファミリーに惹かれる ”わけ“ に、お墨付きをいただいた気分だったからだ。おかげで、自分でも、なぜにここまでル次ゴに惹かれるのか、の一つがわかった。

山川氏は歌舞伎をはじめ諸芸百般に通じていらして、以前から尊敬しているが、彼の、人間への審美眼は鋭いので、この謎解きは嬉しかった。


逆に、「人は、強いだけでなく優しさも必要」というのは、ハイハイ正論っていう感じでよくありがちだ。だが、「やさしさには、そもそも強さを必要とする」と言い切ってくださるこの主張は割に珍しいのだが、山川氏だからこその説得力がある。以前、私がルパンの魅力を語ったところで、似たような私見を述べたような気がするが、やっぱりそれで良かったんだと思った!

強さといっても、威張る強さのことじゃないよ。
この説での強さって、フィジカルの要素が強いと思うんだ。


ルパン達も、よくその時の「連れ(パートナー)」を抱き抱えて逃げるというのがあって、このブログでもそれをタイトルにして語ったこともある。
こういうところにル次五の強さが表れているし、すごいのは、彼らはそれをやり切る体力まであるんだよね〜。
「強い」からやさしくもなれるル次ゴが束でやって来れば、そりゃいいよね♡


こう考えると、強くてやさしい魅力的な人を目指すのって、とっても大変だね!!

ナンジャモンジャ 色々 / 「不二子危機一髪救出作戦」


「銀座百点」という月刊の小雑誌がある。今年(‘21)の4月号に、銀座みゆき通りのヒトツバタゴという木についての記事があり、興味深く読んだ。
この木は、別名「なんじゃもんじゃの木」というらしい。
4月下旬〜5月連休頃に、小さな白い花々を咲かせ、見頃となるそうだ。

銀座は以前の勤務先から近かったので、お昼休みや会社帰りによく足を延ばした懐かしい街だ。その頃から「なんじゃもんじゃの木」はあったのだろうか?当時は知らなかったな。「なんじゃもんじゃの木」の新緑や可憐な白い花を愛でながら散策するのは気分がいいだろう♡


ルパン三世」ファンなら、「ナンジャモンジャ」と聞けば、「不二子危機一髪救出作戦」に出てくるナンジャモンジャ兄弟を思い出す。
不二子のためのルパンお手製豪華ディナーを一気に破壊した、あのショッキングな兄弟!ルパンの泥棒の先輩なのだ。
ゾイゾイ言いながら、ドロボーの基本の足取り「抜き足 差し足」で歩く姿は、なんかシュールなんだよねw
でも、彼らは眼光鋭くて結構強いのだ!
彼らの仕掛けにはルパンも手を焼いていたけど、挑戦をクリアしたので、ナンジャモンジャ兄弟もルパンに感心してたネ♡


もう一つ、近年は「ナンジャモンジャ」と言えば、ロシア生まれのカードゲーム、「ナンジャモンジャ」が有名だ。謎の生物ナンジャ族の図柄が可愛らしく、カードゲームとしてだけでなく、タロットカードとして使っている人も見かけたことがある。色々な用途があるんだな。


さて、こうして見ると、ナンジャモンジャ とは、一体 何??
謎は謎のままにしておこう。

‘23 5/12 追記)
連休明けに、この過去記事を思い出し、タイミングが間抜けなってしまいましたw
でも、この頃の新緑もまたキレイなもの!銀座へ用向きの際は、ぜひ目の保養にどうぞ♡

男性社員の建前と本音!


20代の頃、会社で配られた社内報に、「女子社員(制服)の好ましい装い」と「好ましくない装い」の図が対比で載っていた。バブルの頃です!
時代ですね、今そんなこと言ったらセクハラですよネ?
バブルの派手な時代だけに、装いが派手になり過ぎるのを恐れた人事セクションが考えた企画だったのだろうか、、?


周囲の男性社員と共に、各々その社内報をパラパラ見ていて、そのページに目が留まって話題になった。

好ましい方というのは、清楚というより、通り越して質素、簡素!
好ましくない方は、揺れるイヤリングや派手メイクに高めのヒール。そして少しスキさえある!

わかり易くする為かどちらも極端な図で、女子としては、はてどちらに組みするか?
オススメの方に対して
「こういうのがいいんですね。」
と、振ってみた私!でも、男性達は何かもの言いたげな複雑な表情、、。
すると、ある上司がダメな方を指して
「ほんとはこっちがいいけどネ。そんなもんですよ、アハハ!」
と、本音。
「それにしてもこれ、ちょっと行き過ぎじゃないですか?」
と私は言ってみたんだけど、苦笑いしても自説を曲げはしませんでした!
そして、みんなでニヤニヤしちゃいました!!
とっても素直な上司のおかげで、男性の本音が覗けましたョ。
今でも伝えたい、ありがとう!


ルパン三世」好きの方々もきっとこういう本音ありますよ ネ?


社内報にも、男性の気持ちにも、建前と本音があるのでしょう。
そうと解った以上、それから私はそのブレンドで行くことに決めました!!


物事には、それぞれに立場ってものがあるから、引き算するとちょうどいい位なのかもしれませんネ!

ソニークリス プレイズ コールポーター / JAZZで胎教?!

ソニークリス プレイズ コールポーター」というCDがある。
アルトサックスプレイヤーのソニークリスと作曲家コールポーターは、2人とも私のお気に入りで、このアルバムは、その2人が揃った豪華な組み合わせなのだ!街中で、お店のBGMにこれを聞き合わすと、私は、このお店ヤルナア と密かに思う。JAZZ好きには知られた名盤なので、今でもたまに遭遇するんだ。

彼のサックスには歌心も感じ、気持ちよく吹いているのが伝わる。
私は、サックスの音色が、全楽器の中で一番好きかもしれない。


一方、コールポーターの音楽は、都会的でクール。私がNYに行った時、弁護士の友人が修業していた法律事務所に、「ポーター直筆の手紙が飾ってあるから見る?」ということで、喜んで拝見した。そして、途中からJAZZツアーでの団体行動を抜けて、土地勘のある彼女と2人でJAZZクラブを巡っていった。深夜3回目のセッションが一番盛り上がるとのことで、完全昼夜逆転になった。
“ヴィレッジ ヴァンガード” での特有の熱気と一体感。白シャツ&ダークスーツに身を包んだ黒人ピアニストの、なんとクールで渋かったこと!
その時もポーターの曲があった。


長男がまだお腹の中にいる時のこと。つわりで苦しくどうしようもなくて、おもむろにこのCDをかけてみた。すると、奇跡のようにグルグルと血流が体中を巡り始め、一気に心身快適になった。あんな体験は、その前後にもない。
音楽のパワー、アルトサックスが駆け昇るソニーのパワーを(もちろんポーターの音楽の良さも)体で実感し確証を得た!

当時、世間では「胎教にはモーツァルト」とか言われていて、そんなCDも売ってたりしたが、自分の一番好きな曲を聴くのがいいと思うな。子供の為って言ったって、まずは母体にとって快適な曲がいいに決まってる!
だから、その後も “胎教” とやらに、出産までこれを聞きましたよ。

ベースが4ビートを刻むJAZZが胎教とは、飛んでるママかもしれないが、それも親子の宿命さ♡

万葉、古今、新古今 、、、 和歌集 /「悪のり変装曲」


万葉集古今和歌集新古今和歌集は、日本の奈良、平安、鎌倉時代を代表する和歌集。
それぞれの特徴をザックリと挙げると

万葉集:
ますらをぶり(男性的)、素朴、叙事、直感的

古今和歌集:
たおやめぶり(女性的)、情趣、叙情、優雅、遊戯的

新古今和歌集:
余情、叙景、幽玄、艶麗、夢幻的

などとなるらしい。この内、万葉集だけが勅撰和歌集(天皇や院の勅命で名歌を編纂された歌集)では無い! というのは、受験古文では重要ポイントだったりする、、(涙!)。


なぜ、こんな話題になったかというと、これは、それぞれを「ルパン三世」のpart1、part2、part3 に置き換えてみるとなんか当てはまる感じがするから!
その変遷は、不思議と一部リンクしているような、、。


立ち上がりのpart1は、ある意味「勅撰和歌集」には無い、ワイルドで庶民的エネルギーに満ちているよね!続いてその後、どんどん洗練されていくのだ。鈴木清順さん脚本による「悪のり変装曲」という異色作があるが、これなどはpart3ならではかもしれない。


ルパン三世」の方のpart4、5は、舞台を主にイタリアに移していくので、また違ったテイストになっていくと思う。もちろんこちらのファンもいるでしょう。そして、10月開始のpart6は、イギリスが舞台らしいね♡


和歌集にしても「ルパン三世」にしてもその歴史は、やはり時代背景とは切り離せない影響も受けていると思う。先ごろ日本橋で開催されたルパン展「革新と核心」にも、そういう切り口の展示があった。


皆さん、この2つにご自身の解釈を当てはめて、納得したり遊んでみたりしてはいかがでしょう?!

再び、マツケンサンバ、、、、Mステ/水ダウ


この前の水ダウの「だひょ〜ん」にぶっ飛んだ記憶もまだ冷めない中、今日の「号泣マツケンサンバ説」で、また笑ってる!
自分なら「嬉し涙」の方向かな?と思ったけど、やっぱり難しいネ。

先月(8/20)Mステでのマツケンサンバ放映後のブログを再 upするので、この曲への思いが伝わったら嬉し涙出るかも♡

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五輪の開会式か閉会式にマツケンサンバを! と思っていたクチでした、私。
コロナ禍に耐えて五輪開催に協力した日本人の「おもてなしの心」を、海外の方向けにお伝えし、元気をお届けするには合っている と思ったんだけどね〜。
閉会式のパフォーマンスの1つに、次は出てくる? って期待しちゃった。
(今まで)TL等で呟いたことはないけれど、せめて声よ届け とばかりに、みんなの呟きには、せっせと「いいね」を押して、数を増やす微々たる努力をしていたんだけど、、。ダメだったネ!


でも、昨晩(8/20)Mステが、名も無き民草の声々 をキャッチしてくれた。
ありがとう♡


マツケンさんは、さすが名優だけあって、動作にはタメがあるし、歌にも色気があって、魅せられますね。お人柄も滲み出る。さすが殿!
宮川彬良さんのあの楽しいメロディーに、まっ金金のド派手な演出、真島さんのチャーミングな振り付け、華やかな腰元や小姓達、、など総合芸術としても、いいですよねえ。
昨晩の腰元達の金色マスクは、ご時世を上手に編み込み、ユーモアあってgoodです!考えましたネ。


ラストの花火付きの華やかな動画を見る時、いつも自然と口角は上がり、目尻は下がり、ニコニコしている自分に気づくのだ!

やってらんねえ!   from「バイバイ・リバティー・危機一発!」


仕事や家庭での一幕で、「やってらんねえ」って言いたくなることあるよね?
いやあるでしょう?生きてると!


「やってらんねえ」は、「ルパン三世」では、テレスペ「バイバイ・リバティー・危機一発!」でのルパンのセリフにある。この作品は大好きなので、以前にもたっぷり話したことがあるけれど、今回、このセリフを改めて撮って出ししてみた。
作中では、熟女イザベルの用心棒になっている五ヱ門に対して、酔いに任せて嫉妬混じりに、ルパンが何度も言い放っている。
次元に負ぶられ、なだめられながら、、。
対する五ヱ門は、何も言葉を発してないが、内心ドヤっているのが読んで取れるな!
私的には、こんなところも短く楽しめるシーンだ。


でもよく考えればこの時も、ル次ゴ3人中、一番オトナの対応をしているのは、次元なんだよね。
いつも人の「やってらんねえ」の「おもり」をしつつ、彼こそホントの「やってらんねえ」なワケで、それがもう習い性になってるようなんだ。
苦労性か、貧乏性か?!

このあとも、次元は機転とマグナムで、みんなを救い続けてる。
Thanks!


話を戻すと、
もしも「やってらんねえ」の気分になった時は、ルパンのこのシーンをちょっと思い出して、自分を慰めてみて、、
無敵の、あのルパンでもそんなことあるのだから。

私たちには、背負ってくれる次元がいないのが、辛いところなんだけどもねえ!